70代、白髪染めを続けながら髪の艶はどこまで整えられる?約90分の施術を検証【中津市】

「ここまでしないと、髪はきれいにならないのか……」

今回の仕上がりを見ながら、
私自身が改めて感じたことです。

今回ご紹介するのは、
長く担当させていただいている70代のお客様です。

施術は、
カット・カラー・トリートメント。

ご来店からお帰りまで、
約90分でした。

もちろん、
70代だから特別なことをしなければならない、
という意味ではありません。

髪は年齢だけでは判断できません。

これまでのカラー、
日常のお手入れ、
熱や摩擦、
毛先に残っているダメージなど、
一人ひとり髪の履歴が違うからです。

今回の記事では、
「一回できれいになりました」
というBefore/Afterだけではなく、


なぜ今の施術方法になったのか。
なぜカラー前から髪を整えるのか。
そして、なぜ私はここまで工程を重ねるようになったのか。

私自身の検証の経緯も含めて、
できるだけ正直に残してみます。

まずは、ご来店時の髪を確認します

今回のお客様は70代。

ご希望の色味は、
自然なナチュラル系です。

ご来店時の髪を見ると、
表面には細かなパヤつきがあり、
毛流れも少し乱れて見えます。

毛先にも乾燥感があり、
光が均一に反射しにくい状態でした。

まずは、
施術前の実際の動画をご覧ください。

施術前の状態。表面のパヤつき、毛流れ、毛先の乾燥感を確認します。
70代のお客様のカットカラー施術前の髪。表面のパヤつきと毛流れの状態
動画から確認できる施術前の髪。髪の状態が分かるよう、仕上がりとの比較に使用しています。

今回行ったのは「カット・カラー・トリートメント」

根元は、
6トーンを基準にカラーしました。

一方、
すでに明るさのある毛先は、
さらに明るくする必要はありません。

そこで毛先は、
カラサポで使用しているハーブカラーを使い、
今ある明るさを生かしながら
色味とコンディションを整えています。

そして、
今回はカラー剤を塗る前にも
一つ大切な工程を入れています。


いきなり染め始めるのではなく、
まず髪の土台を整えてからカラーへ入る。

さらに最後は、
毛髪内部と表面の状態を考えた
架橋系のトリートメントで仕上げています。

具体的な商品名、
成分名、
濃度、
配合比率、
処理する順番の細部については、
ラフェ・クレール独自の技術のため公開していません。

ただ、
なぜそれぞれの工程を入れているのかという
「役割」については、
このあと詳しく説明します。

仕上がり|オイルを足さず、素髪の状態で確認

約90分後です。

今回、
仕上げにオイルを足して
艶を作ってはいません。

素髪に近い状態で、
毛流れと艶、
まとまりを確認しました。

施術後。仕上げにオイルを足していない状態で、毛流れ・艶・まとまりを動画で確認しています。
70代のお客様のカットカラーとトリートメント施術後。オイルを足さず艶とまとまりが見える髪
施術後の状態。表面の毛流れと光の反射が分かる角度で撮影しています。

Before/Afterを並べて確認します

写真だけでは分かりにくい部分もあるため、
比較しやすいように一枚にまとめました。

ただし、
この比較画像だけで判断するのではなく、
上に掲載した元動画と元静止画もあわせてご覧ください。

70代のお客様のカットカラーとトリートメント施術前後を並べた比較画像
左:ご来店時、右:施術後。約90分のカット・カラー・トリートメントの比較です。検証の確認には元動画・元静止画を優先しています。

「ここまでしないと、髪はきれいにならないのか」と思う

正直に言うと、
私自身、
今の工程を見ながらそう思うことがあります。

カラー前に髪を整える。
根元と毛先でカラーの仕事を分ける。
毛先へ必要以上の酸化処理を重ねない。
カラーをしながらコンディションを整える。
最後にもう一度、
内部と表面の状態を考えてトリートメントする。

工程だけを見ると、
かなり手をかけています。

でも、
最初からここまでしていたわけではありません。

むしろ逆です。

以前の配合や施術でも、
カラーはできました。

艶も出ました。

それでも、
長く担当しているお客様の髪を見ていると、

「このパヤつきは、もう少し何とかできないだろうか」

「手触りは良くなったけれど、次回来店した時はどうだろう」

「カラーを続けながら、もっと扱いやすい髪にできないだろうか」

そう感じることが何度もありました。

今のカラサポは、お客様の悩みからできています

今のカラサポを作ってきた流れは、
とても単純です。

お客様の悩みを聞く。

今の方法で解決できなければ、
なぜなのかを考える。

その悩みに合いそうな
毛髪ケア技術や素材を調べる。

実際に試す。

手触りだけではなく、
次回来店した時の髪も見る。

良ければ残す。

思ったほど良くなければ、
また考える。

そして、
またお客様から別の悩みを聞く。


この繰り返しです。

「新しい成分だから使う」
「流行っているから使う」
という順番ではありません。

先にあるのは、
いつもお客様の髪の悩みです。

その悩みを少しでも軽くするために、
必要だと思ったものを探してきました。

その結果、
少しずつ工程が増え、
今のカラサポと前処理の考え方になっています。

成分名は公開しません。でも「何を狙っているのか」は説明できます

カラサポと前処理には、
役割の違う複数の毛髪ケア技術を組み合わせています。

具体的な商品名や配合は
企業秘密として公開していません。

ただ、
私が何を考えて組み合わせているのかは、
隠す必要はないと思っています。

カラー前には、
ダメージ履歴のある髪を
穏やかな環境へ整えること。

さらに、
毛髪の表面だけではなく、
内部まで考えた補修を行うこと。

年齢とともに気になりやすい
パヤつきやうねり、
毛流れの乱れについても、
毛髪内部の状態まで考えること。

そして、
熱や繰り返す施術で負担を受けた髪に対して、
内部と表面の両方から状態を整えていくこと。

公開されている毛髪研究でも、

ダメージ毛の内部へ短時間でなじむ補修素材、

弱酸性領域におけるダメージ毛の構造、

毛髪内部の繊維構造とうねりの関係、

毛髪内部への浸透と熱処理時の安定性、

毛髪へ吸着・浸透するタンパク質由来の補修技術

などが研究されています。

私は、
そうした研究を参考にしながら、
実際のお客様の髪で
「何のために使うのか」を考えています。

ただし、
ここはとても大切なので
誤解のないように書いておきます。


個々の毛髪研究が存在することと、
カラサポの完成した組み合わせそのものが
科学的に証明されていることは別です。

現在のカラサポ完成処方を、
大学や研究機関で比較対照試験したわけではありません。

ですから、

「髪が完全に再生する」
「一度で内部が元通りになる」
「誰でも同じ結果になる」

という説明はしません。

今回確認できるのは、
このお客様に、
この施術を行った結果として、
約90分後にこの状態になったという事実です。

架橋だけでは足りない、と感じるようになった理由

私自身、
以前はトリートメントの「架橋」に
かなり期待していました。

もちろん、
今も大切な工程だと考えています。

でも、
カラーを繰り返して
毛先の状態が大きく崩れている髪を見ていると、


最後に架橋するだけでは足りないのではないか。

そう感じるようになりました。

私の中では、
先に髪の内部と表面の状態を整え、
そのうえで架橋系トリートメントを行う方が、
柔らかさやまとまりに
手応えを感じるケースが増えました。

これは、
ラフェ・クレールで実際のお客様を施術してきた中での
私自身の観察です。

まだ、
「この工程が何%作用した」
と数字で証明できるものではありません。

だからこそ、
これからも写真や動画、
次回来店時の状態を残しながら
検証を続けたいと思っています。

今の私が、最も自信を持って選べる方法

強く傷んだ髪や、
年齢とともに扱いにくくなった髪を前にした時、

現在の私が
最も自信を持って選べる方法の一つが、


カラサポと、
カラー前から行う現在の前処理の組み合わせです。

これは、
「他の方法では絶対にできない」
という意味ではありません。

世の中には、
優れた美容師さんも、
優れた技術もたくさんあります。

私自身がこれまで試し、
長くお客様の髪を見続けてきた中で、


今、
私が一番迷わず選べる方法になった。

という意味です。

自慢したくて作ったものではありません。

お客様の髪を見て、

「まだ足りない」
「もう少し何とかできないか」

を繰り返していたら、
今の形になりました。

お客様の悩みを少しでも減らせることは、美容師冥利に尽きます

長く担当させていただいていると、
髪は一回の施術だけでは分からないことが
本当にたくさんあります。

前回は良かった。

でも、
2か月後はどうだったのか。

自宅で扱いやすかったのか。

次のカラーをした時も
良い状態を保てるのか。

そういうところまで見られるのが、
常連のお客様を長く担当する美容師の
大きな強みだと思っています。

髪が生物学的に若返るわけではありません。

それでも、
お客様が鏡を見た時に、

「今日は髪がいい感じ」
「前より扱いやすい」

と思える日が増えるのであれば、


お客様の悩みを少しでも解決できることは、
美容師冥利に尽きます。

なぜ今、カラサポ事業やブログで残そうと思うのか

私自身も、
少しずつ年齢を重ねてきました。

若い頃は、
目の前のお客様をきれいにすることに
夢中でした。

もちろん、
今もそこは変わりません。

でも最近、
少し考え方が変わってきました。

今まで試して、
失敗して、
また考えて、
お客様に教えてもらいながら
少しずつ積み上げてきたものを、


自分の頭の中だけで終わらせたくない。

そう思うようになりました。

残したいのは、
商品名や秘密の配合だけではありません。

むしろ、

「なぜそう考えたのか」
「何が足りなかったのか」
「お客様のどんな悩みから、この方法が生まれたのか」

そういう部分です。

それが、
私がカラサポを事業として形にしたいと思う理由の一つであり、

このブログで
実際のお客様の髪を記録している理由でもあります。

私一人ができても、
いつかそこで終わります。

でも、
考え方と検証記録が残れば、

次の美容師が、
そこから続きを考えることができます。

今のカラサポも、
完成したとは思っていません。

またお客様から新しい悩みを聞けば、
私はたぶん、
また調べて、
試して、
変えていくと思います。

70代でも、白髪染めをやめることが答えとは限りません

白髪が気になる。

きれいな色でいたい。

でも、
髪の艶やまとまりも諦めたくない。

その気持ちは、
何歳になっても同じだと思います。

ラフェ・クレールでは、

「カラーをするから仕方がない」

で終わらせるのではなく、


カラーを続けるなら、
どうすれば必要以上の負担を増やしにくくできるのか。

を考えています。

カラサポの基本的な考え方については、
こちらの固定ページで詳しく説明しています。


中津市の髪質改善カラー「カラサポ」について詳しく見る →


白髪染めを繰り返すと毛先が傷みやすくなる理由を見る →

今回の検証で分かったこと、まだ分からないこと

今回確認できたのは、

70代のお客様に、
カット・カラー・前処理・毛先のカラサポ・トリートメントを組み合わせ、

約90分後、
オイルを足していない状態でも、
ご来店時より毛流れが揃い、
艶とまとまりが見えやすい仕上がりになったことです。

一方で、
今回一回の結果だけで、

「70代なら誰でもこうなる」
「この一つの工程だけで変わった」
「内部が完全に修復された」

とは言えません。

本当に大切なのは、
次回来店した時の状態です。

今回の仕上がりが、
日常生活の中でどう変化していくのか。

次回も確認し、
また必要であれば
施術内容を考え直します。

それが、
ラフェ・クレールで続けている
髪の検証です。

施術料金について

今回は、
カット・カラー・トリートメントを組み合わせた施術です。

髪の状態や必要な施術によって内容が変わるため、
最新の料金についてはメニューページをご確認ください。


ラフェ・クレールのメニュー・料金を見る →

中津市で、年齢とともに変わってきた髪にお悩みの方へ

髪は、
今見えている状態だけでは分からないことがあります。

これまでどんなカラーをしてきたのか。

縮毛矯正やブリーチの履歴はあるのか。

いつ頃から髪質が変わってきたのか。

そうした「髪の履歴」も含めて、
一緒に考えます。

ご来店の際は、
今の髪だけでなく、
これまでの髪のことも聞かせてください。

ご予約は、
お電話で承っております。

お電話でのご予約


0979-53-9922

カラーをする時間を、毛先を整える時間へ。カラサポ独自ハーブカラー配合の考え方【中津市】

ラフェ・クレールでカラーをしたお客様から、なぜか髪がサラサラになると感じていただくことがあります。色だけでなく、触れたときの違いにも気づいていただけるのは、美容師としてうれしいことです。

その背景には、毛先に必要以上の脱色を繰り返さないこと、ハーブカラーの特性を生かすこと、独自のトリートメント水と施術設計を組み合わせることが関係していると考えています。

大分県中津市のラフェ・クレールでは、髪質改善カラー「カラサポ」を通して、カラーをする時間そのものを、これからの毛先を考える時間にしたいと思っています。今回は、サラサラ感や艶・まとまりを大切にする理由を、日々の接客経験と毛髪の仕組みからお話しします。

茶色のロングヘアと、酸化処理・処理環境・補修保護・艶について示したカラサポの説明図
カラサポの考え方を表したAI生成の説明用イメージです。実際のお客様の髪や施術結果を撮影した写真ではありません。図の考え方を、本文では3つの工夫に整理しています。

先に答え|サラサラ感には、髪の表面と施術の組み合わせが関係します

指がすっと通ること、毛先がやわらかく感じられること、乾かした髪がまとまること。お客様が感じる「サラサラ」は、こうしたいくつかの感覚が重なったものだと思います。

髪の外側には、うろこ状に重なる「キューティクル」があります。花王の毛髪構造の解説や毛髪表面の補修技術に関する研究紹介では、表面の状態がなめらかさや指通りに関わることが説明されています。表面をコンディショニングし、髪同士の摩擦や引っかかりを抑えることは、扱いやすさを考えるうえで大切です。

手触りと艶は、つながっていても同じものではありません

艶は光の反射によって見えます。花王の「髪のツヤ」の解説によると、表面がなめらかで毛流れがそろうと、反射光がきれいに並びます。乾かし方や髪のうねりも、艶の見え方に関わります。

だから当店では、色の仕上がりと一緒に、指通りや毛先の収まりも見ています。カラー剤だけでなく、髪の状態に合わせた塗り分け、補修・保護、仕上げまでをひと続きの施術として考えています。

理由①|必要以上の脱色を毛先へ繰り返さない

アルカリカラーは、髪を明るくできる大切な技術です

一般的なアルカリカラーは、染料やアルカリ剤を含む1剤と、過酸化水素を含む2剤を混ぜて使います。アルカリ剤が髪を膨らませて成分を入りやすくし、過酸化水素が髪の色素であるメラニンを脱色すると同時に、染料の発色を助けます。

これは、黒い髪を明るくしながら好みの色を表現できる、有用な仕組みです。ラフェ・クレールでも、根元に明るさが必要なときなどにはアルカリカラーを使っています。仕組みは日本化粧品工業会のヘアカラー解説、1剤・2剤の構成や毛髪への影響はデミ コスメティクスの研究紹介でも確認できます。

根元と毛先では、今回必要な仕事が違います

一方、以前のカラーで十分に明るくなった毛先を、少し落ち着いた色にしたい場合はどうでしょう。必要なのは、さらに明るくすることよりも、今ある明るさを利用して色味や濃さを整えることです。

明るくする必要がある部分には、そのためのカラーを。色を補うことが必要な部分には、その目的に合ったカラーを。この使い分けがカラサポの土台です。毛先に脱色を伴う酸化処理を重ねすぎない選択が、これからの手触りを大切にすることにつながると考えています。

カラサポ公式サイトでも、繰り返すカラーによる毛先の負担への問題意識と、根元のアルカリカラー・毛先のハーブカラーを組み合わせる考え方を紹介しています。希望色、現在の明るさ、過去の施術履歴をもとに配合を考え、その判断を再現しやすくする仕組みまで含めたものがカラサポです。

塗り分けの具体例は、白髪染めで根元と毛先の薬剤を使い分ける理由でもご紹介しています。

理由②|ナチュラルハーブカラーで毛先のコンディションも考える

当店が毛先の色を整える選択肢として使うナチュラルハーブカラーは、粉末タイプの染毛剤です。複数の色を組み合わせて、お客様の希望と今の髪色に合わせた色を作ります。

メーカー公式の製品説明では、アルカリ剤・過酸化水素を使用せず、植物性タンパク質による毛髪ケアや、ハーブによるうるおい・ツヤへの配慮が紹介されています。当店はこの製品の特徴を、毛先を染めながらコンディションも考えるために生かしています。

ただし、髪を脱色して明るくする「トーンアップ」はできません。これは、明るさが足りている毛先の色を整えたい場面では選ぶ理由になりますが、これから明るくしたい髪には別の方法が必要です。

一般的なアルカリカラー、ナチュラルハーブカラー、カラサポは、同じ種類のものを並べた優劣の比較ではありません。前の2つは染毛剤の特徴、カラサポはそれらを髪の場所や状態に合わせて組み合わせる施術の考え方です。

理由③|ラフェ・クレールは、混ぜる水と施術全体にこだわっています

接客の中で驚いたのは、当店のカラーも、チューブからカラー剤を出して混ぜるだけだと思われているお客様が多かったことです。普段見えにくい調合の工程までは、十分にお伝えできていなかったのだと思います。

実際には、毛先に使うハーブカラーの色を粉末から組み立て、水分を加えて塗りやすいペースト状にしています。カラサポには通常の配合に加え、当店で「再生カラー」と呼んでいる独自配合があります。この独自配合では、粉末に加える水分にも、当店独自のトリートメント水を使っています。

ボウルの粉末に透明な水分を注ぎ、横に複数の粉末と刷毛を置いた調合イメージ
粉末へ水分を加える工程のAI生成イメージです。実際の使用材料や当店独自のトリートメント水を撮影した写真ではありません。

なお、メーカーの標準レシピも専用のO2ウォーターを使う設計です。一般的なハーブカラーは必ず水道水で作る、という意味ではありません。メーカーの製品設計と、当店独自のトリートメント水・施術上の工夫は分けてお伝えしています。

当店が大切にしているのは、色を作る工程から、指通り・やわらかさ・まとまりにも向き合うことです。複数の補修・保護の要素を組み合わせ、摩擦や引っかかりが気になる毛先のコンディションを整えることを目指しています。水だけをサラサラ感の原因と考えるのではなく、薬剤の選択や塗り分けと合わせて設計しています。

この独自配合は、色がきれいに出るか、仕上がりが硬くならないか、柔らかさや艶はどうか、繰り返し施術した毛先はどう変わるかを見ながら工夫してきました。大切なのは、成分の名前よりも、染めた色を楽しみながら毎日の髪を扱いやすくしていくことです。

ダメージ履歴のある毛先を、処理環境から考える

この独自配合では、毛先を毛髪に配慮した弱酸性領域で扱う設計も大切にしています。pHは酸性・アルカリ性の度合いのことです。ブリーチ毛を異なるpH環境で比較した2020年の毛髪研究では、条件によってタンパク質の状態や水分の取り込み方などが変わることが報告されています。これは、毛先を扱う環境にも目を向けるための一般的な知見です。

調合の工程については、ラフェ・クレールが「混ぜる水」にまでこだわる理由で詳しくご紹介しています。

言葉だけでは伝わりにくかった、カラーの工夫

当店のカラーをよく理解してくださっていた常連のお客様が、博多へ引っ越されたことがありました。移転先の美容室で当店のカラーについて説明したものの、うまく伝わらず、信用してもらえなかったと感じた、というお話を伺いました。

そのお話から私が感じたのは、施術方法を言葉だけで伝える難しさです。「ハーブカラーを使う」「トリートメントを混ぜる」という説明だけでは、どの部分に何を使い、今の明るさや履歴をどう見ているのかまでは伝わりません。

美容師によって扱う薬剤や施術の組み立て方はさまざまです。だからこそ、当店でも仕上がりを感じていただくだけでなく、何を大切にしているのかを分かりやすくお伝えしたいと思いました。

「トリートメント付きカラー」との違いは?

トリートメントによる指通りやまとまりのケアも大切です。そのうえでカラサポでは、まず今回の髪に必要なカラー処理を見極めます。不要な負担を増やさない工夫と、毛先を整える工夫を一緒に考える。そこを施術の出発点にしています。

毛髪研究と、当店での施術経験の関係

この記事の毛髪研究は、手触りや艶を考えるための一般的な仕組みを説明するものです。個々の成分や研究条件での結果が、カラサポの完成配合の効果を直接示すわけではありません。当店では、こうした知見を参考にしながら、お客様の実際の髪と次回来店時の状態を見て施術を考えています。

よくある質問

白髪染めでも、明るい髪色でも相談できますか?

はい。白髪の量や希望の色、今の明るさを見ながらご相談できます。ナチュラルハーブカラー自体には髪を明るくする働きがないため、必要な部分にはアルカリカラーなどを組み合わせます。根元から毛先まですべて同じ方法で染めるとは限りません。

ハーブカラーなら、アレルギーの心配はありませんか?

ナチュラルハーブカラーはジアミンを含むため、ジアミンアレルギーの方には使用できません。メーカーは使用前に毎回48時間のパッチテストを案内しています。過去にカラーでかぶれたことがある方は、予約時に必ずお知らせください。髪の手触りと皮膚アレルギーは別の話です。

「髪質改善」「再生カラー」は、どんな意味ですか?

当店では、カラー方法の見直しと補修・保護、カットやホームケアの積み重ねによって、艶・やわらかさ・扱いやすさを整えていく考え方としてお伝えしています。生物学的に髪を新品へ戻すという意味ではありません。仕上がりや変化の感じ方は、髪質や施術履歴によって異なります。

どんなトリートメント水を使っていますか?

色を整える工程で髪のコンディションも考えられるよう、当店独自に複数の要素を組み合わせています。独自技術にあたる具体的な商材名、成分構成、濃度、配合比率、調合方法は公開していません。お客様には、ご自身の髪にどのような施術を選ぶのかをお伝えします。

カラサポ全体について知りたい方へ

カラサポの基本的な考え方、
白髪染めやハーブカラー、
実際の施術については
こちらのページでまとめています。


中津市の髪質改善カラー「カラサポ」について詳しく見る

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髪をできるだけ傷ませずカラーを続けるには?50代女性を3年間追った実例

まとめ|カラーを続ける髪だから、未来の毛先まで考えたい

ラフェでカラーをするとサラサラになると感じていただく背景には、毛先の不要な脱色を避けること、ハーブカラーの特性を生かすこと、トリートメント水と施術全体を工夫することが関係していると考えています。

施術当日の手触りだけでなく、次に来店されたときの毛先がどうなっているか。その確認を重ねることも大切にしています。ご自宅での乾かし方や、摩擦・熱への配慮も合わせて考えていきましょう。

年齢を重ねても、好きな髪色を楽しんでほしい

白髪を染めたい気持ちと、毛先の柔らかさや艶を大切にしたい気持ち。その両方に向き合える美容室でありたいと思っています。しっとりしたまとまりを求める方も、軽さやふんわり感を残したい方も、ご希望はそれぞれです。

年齢だけで方法を決めず、今の髪と、お客様がどんな仕上がりを心地よく感じるかを確かめる。ご自宅でも扱いやすく、次のカラーも楽しみにしていただける髪を、一緒に目指していきたいと思っています。

今日きれいに染まることと、半年後、一年後の髪を大切にすること。その両方を考えながら、好きな色を楽しんでいただきたいと思っています。

ご予約・カラーのご相談

白髪染めを続けながら毛先の手触りも大切にしたい方は、ラフェ・クレールの髪質改善カラー「カラサポ」をご覧ください。今までのカラーやブリーチ、縮毛矯正の履歴も伺い、ご希望に合う方法を一緒に考えます。

ご予約はお電話のみで承っています。
0979-53-9922
ラフェ・クレール|大分県中津市宮夫281-5

LINE・SNSからのご予約やお問い合わせは受け付けておりません。


この記事を書いた美容師

La Fee Claire(ラフェ・クレール)代表。

20歳から美容師として、
カラー、
くせ毛、
縮毛矯正、
年齢による髪質変化と向き合ってきました。

一回の施術直後だけではなく、
次回来店時、
半年後、
数年後の毛先まで確認しながら、
施術方法を検証しています。

この記事では、
当店での実際の施術経験と、
一般的な毛髪科学として研究されている内容を
同じものとして扱わないように分けて記載しています。

参考にした一次情報・研究