70代、白髪染めを続けながら髪の艶はどこまで整えられる?約90分の施術を検証【中津市】

「ここまでしないと、髪はきれいにならないのか……」

今回の仕上がりを見ながら、
私自身が改めて感じたことです。

今回ご紹介するのは、
長く担当させていただいている70代のお客様です。

施術は、
カット・カラー・トリートメント。

ご来店からお帰りまで、
約90分でした。

もちろん、
70代だから特別なことをしなければならない、
という意味ではありません。

髪は年齢だけでは判断できません。

これまでのカラー、
日常のお手入れ、
熱や摩擦、
毛先に残っているダメージなど、
一人ひとり髪の履歴が違うからです。

今回の記事では、
「一回できれいになりました」
というBefore/Afterだけではなく、


なぜ今の施術方法になったのか。
なぜカラー前から髪を整えるのか。
そして、なぜ私はここまで工程を重ねるようになったのか。

私自身の検証の経緯も含めて、
できるだけ正直に残してみます。

まずは、ご来店時の髪を確認します

今回のお客様は70代。

ご希望の色味は、
自然なナチュラル系です。

ご来店時の髪を見ると、
表面には細かなパヤつきがあり、
毛流れも少し乱れて見えます。

毛先にも乾燥感があり、
光が均一に反射しにくい状態でした。

まずは、
施術前の実際の動画をご覧ください。

施術前の状態。表面のパヤつき、毛流れ、毛先の乾燥感を確認します。
70代のお客様のカットカラー施術前の髪。表面のパヤつきと毛流れの状態
動画から確認できる施術前の髪。髪の状態が分かるよう、仕上がりとの比較に使用しています。

今回行ったのは「カット・カラー・トリートメント」

根元は、
6トーンを基準にカラーしました。

一方、
すでに明るさのある毛先は、
さらに明るくする必要はありません。

そこで毛先は、
カラサポで使用しているハーブカラーを使い、
今ある明るさを生かしながら
色味とコンディションを整えています。

そして、
今回はカラー剤を塗る前にも
一つ大切な工程を入れています。


いきなり染め始めるのではなく、
まず髪の土台を整えてからカラーへ入る。

さらに最後は、
毛髪内部と表面の状態を考えた
架橋系のトリートメントで仕上げています。

具体的な商品名、
成分名、
濃度、
配合比率、
処理する順番の細部については、
ラフェ・クレール独自の技術のため公開していません。

ただ、
なぜそれぞれの工程を入れているのかという
「役割」については、
このあと詳しく説明します。

仕上がり|オイルを足さず、素髪の状態で確認

約90分後です。

今回、
仕上げにオイルを足して
艶を作ってはいません。

素髪に近い状態で、
毛流れと艶、
まとまりを確認しました。

施術後。仕上げにオイルを足していない状態で、毛流れ・艶・まとまりを動画で確認しています。
70代のお客様のカットカラーとトリートメント施術後。オイルを足さず艶とまとまりが見える髪
施術後の状態。表面の毛流れと光の反射が分かる角度で撮影しています。

Before/Afterを並べて確認します

写真だけでは分かりにくい部分もあるため、
比較しやすいように一枚にまとめました。

ただし、
この比較画像だけで判断するのではなく、
上に掲載した元動画と元静止画もあわせてご覧ください。

70代のお客様のカットカラーとトリートメント施術前後を並べた比較画像
左:ご来店時、右:施術後。約90分のカット・カラー・トリートメントの比較です。検証の確認には元動画・元静止画を優先しています。

「ここまでしないと、髪はきれいにならないのか」と思う

正直に言うと、
私自身、
今の工程を見ながらそう思うことがあります。

カラー前に髪を整える。
根元と毛先でカラーの仕事を分ける。
毛先へ必要以上の酸化処理を重ねない。
カラーをしながらコンディションを整える。
最後にもう一度、
内部と表面の状態を考えてトリートメントする。

工程だけを見ると、
かなり手をかけています。

でも、
最初からここまでしていたわけではありません。

むしろ逆です。

以前の配合や施術でも、
カラーはできました。

艶も出ました。

それでも、
長く担当しているお客様の髪を見ていると、

「このパヤつきは、もう少し何とかできないだろうか」

「手触りは良くなったけれど、次回来店した時はどうだろう」

「カラーを続けながら、もっと扱いやすい髪にできないだろうか」

そう感じることが何度もありました。

今のカラサポは、お客様の悩みからできています

今のカラサポを作ってきた流れは、
とても単純です。

お客様の悩みを聞く。

今の方法で解決できなければ、
なぜなのかを考える。

その悩みに合いそうな
毛髪ケア技術や素材を調べる。

実際に試す。

手触りだけではなく、
次回来店した時の髪も見る。

良ければ残す。

思ったほど良くなければ、
また考える。

そして、
またお客様から別の悩みを聞く。


この繰り返しです。

「新しい成分だから使う」
「流行っているから使う」
という順番ではありません。

先にあるのは、
いつもお客様の髪の悩みです。

その悩みを少しでも軽くするために、
必要だと思ったものを探してきました。

その結果、
少しずつ工程が増え、
今のカラサポと前処理の考え方になっています。

成分名は公開しません。でも「何を狙っているのか」は説明できます

カラサポと前処理には、
役割の違う複数の毛髪ケア技術を組み合わせています。

具体的な商品名や配合は
企業秘密として公開していません。

ただ、
私が何を考えて組み合わせているのかは、
隠す必要はないと思っています。

カラー前には、
ダメージ履歴のある髪を
穏やかな環境へ整えること。

さらに、
毛髪の表面だけではなく、
内部まで考えた補修を行うこと。

年齢とともに気になりやすい
パヤつきやうねり、
毛流れの乱れについても、
毛髪内部の状態まで考えること。

そして、
熱や繰り返す施術で負担を受けた髪に対して、
内部と表面の両方から状態を整えていくこと。

公開されている毛髪研究でも、

ダメージ毛の内部へ短時間でなじむ補修素材、

弱酸性領域におけるダメージ毛の構造、

毛髪内部の繊維構造とうねりの関係、

毛髪内部への浸透と熱処理時の安定性、

毛髪へ吸着・浸透するタンパク質由来の補修技術

などが研究されています。

私は、
そうした研究を参考にしながら、
実際のお客様の髪で
「何のために使うのか」を考えています。

ただし、
ここはとても大切なので
誤解のないように書いておきます。


個々の毛髪研究が存在することと、
カラサポの完成した組み合わせそのものが
科学的に証明されていることは別です。

現在のカラサポ完成処方を、
大学や研究機関で比較対照試験したわけではありません。

ですから、

「髪が完全に再生する」
「一度で内部が元通りになる」
「誰でも同じ結果になる」

という説明はしません。

今回確認できるのは、
このお客様に、
この施術を行った結果として、
約90分後にこの状態になったという事実です。

架橋だけでは足りない、と感じるようになった理由

私自身、
以前はトリートメントの「架橋」に
かなり期待していました。

もちろん、
今も大切な工程だと考えています。

でも、
カラーを繰り返して
毛先の状態が大きく崩れている髪を見ていると、


最後に架橋するだけでは足りないのではないか。

そう感じるようになりました。

私の中では、
先に髪の内部と表面の状態を整え、
そのうえで架橋系トリートメントを行う方が、
柔らかさやまとまりに
手応えを感じるケースが増えました。

これは、
ラフェ・クレールで実際のお客様を施術してきた中での
私自身の観察です。

まだ、
「この工程が何%作用した」
と数字で証明できるものではありません。

だからこそ、
これからも写真や動画、
次回来店時の状態を残しながら
検証を続けたいと思っています。

今の私が、最も自信を持って選べる方法

強く傷んだ髪や、
年齢とともに扱いにくくなった髪を前にした時、

現在の私が
最も自信を持って選べる方法の一つが、


カラサポと、
カラー前から行う現在の前処理の組み合わせです。

これは、
「他の方法では絶対にできない」
という意味ではありません。

世の中には、
優れた美容師さんも、
優れた技術もたくさんあります。

私自身がこれまで試し、
長くお客様の髪を見続けてきた中で、


今、
私が一番迷わず選べる方法になった。

という意味です。

自慢したくて作ったものではありません。

お客様の髪を見て、

「まだ足りない」
「もう少し何とかできないか」

を繰り返していたら、
今の形になりました。

お客様の悩みを少しでも減らせることは、美容師冥利に尽きます

長く担当させていただいていると、
髪は一回の施術だけでは分からないことが
本当にたくさんあります。

前回は良かった。

でも、
2か月後はどうだったのか。

自宅で扱いやすかったのか。

次のカラーをした時も
良い状態を保てるのか。

そういうところまで見られるのが、
常連のお客様を長く担当する美容師の
大きな強みだと思っています。

髪が生物学的に若返るわけではありません。

それでも、
お客様が鏡を見た時に、

「今日は髪がいい感じ」
「前より扱いやすい」

と思える日が増えるのであれば、


お客様の悩みを少しでも解決できることは、
美容師冥利に尽きます。

なぜ今、カラサポ事業やブログで残そうと思うのか

私自身も、
少しずつ年齢を重ねてきました。

若い頃は、
目の前のお客様をきれいにすることに
夢中でした。

もちろん、
今もそこは変わりません。

でも最近、
少し考え方が変わってきました。

今まで試して、
失敗して、
また考えて、
お客様に教えてもらいながら
少しずつ積み上げてきたものを、


自分の頭の中だけで終わらせたくない。

そう思うようになりました。

残したいのは、
商品名や秘密の配合だけではありません。

むしろ、

「なぜそう考えたのか」
「何が足りなかったのか」
「お客様のどんな悩みから、この方法が生まれたのか」

そういう部分です。

それが、
私がカラサポを事業として形にしたいと思う理由の一つであり、

このブログで
実際のお客様の髪を記録している理由でもあります。

私一人ができても、
いつかそこで終わります。

でも、
考え方と検証記録が残れば、

次の美容師が、
そこから続きを考えることができます。

今のカラサポも、
完成したとは思っていません。

またお客様から新しい悩みを聞けば、
私はたぶん、
また調べて、
試して、
変えていくと思います。

70代でも、白髪染めをやめることが答えとは限りません

白髪が気になる。

きれいな色でいたい。

でも、
髪の艶やまとまりも諦めたくない。

その気持ちは、
何歳になっても同じだと思います。

ラフェ・クレールでは、

「カラーをするから仕方がない」

で終わらせるのではなく、


カラーを続けるなら、
どうすれば必要以上の負担を増やしにくくできるのか。

を考えています。

カラサポの基本的な考え方については、
こちらの固定ページで詳しく説明しています。


中津市の髪質改善カラー「カラサポ」について詳しく見る →


白髪染めを繰り返すと毛先が傷みやすくなる理由を見る →

今回の検証で分かったこと、まだ分からないこと

今回確認できたのは、

70代のお客様に、
カット・カラー・前処理・毛先のカラサポ・トリートメントを組み合わせ、

約90分後、
オイルを足していない状態でも、
ご来店時より毛流れが揃い、
艶とまとまりが見えやすい仕上がりになったことです。

一方で、
今回一回の結果だけで、

「70代なら誰でもこうなる」
「この一つの工程だけで変わった」
「内部が完全に修復された」

とは言えません。

本当に大切なのは、
次回来店した時の状態です。

今回の仕上がりが、
日常生活の中でどう変化していくのか。

次回も確認し、
また必要であれば
施術内容を考え直します。

それが、
ラフェ・クレールで続けている
髪の検証です。

施術料金について

今回は、
カット・カラー・トリートメントを組み合わせた施術です。

髪の状態や必要な施術によって内容が変わるため、
最新の料金についてはメニューページをご確認ください。


ラフェ・クレールのメニュー・料金を見る →

中津市で、年齢とともに変わってきた髪にお悩みの方へ

髪は、
今見えている状態だけでは分からないことがあります。

これまでどんなカラーをしてきたのか。

縮毛矯正やブリーチの履歴はあるのか。

いつ頃から髪質が変わってきたのか。

そうした「髪の履歴」も含めて、
一緒に考えます。

ご来店の際は、
今の髪だけでなく、
これまでの髪のことも聞かせてください。

ご予約は、
お電話で承っております。

お電話でのご予約


0979-53-9922

白髪染めを続けても艶髪は目指せる?60代後半〜80代、カラサポを続ける4名の実例【中津市】

「もう年齢だから、髪の艶は仕方がない。」

「白髪染めを続けている以上、
きれいな髪は難しい。」

そんなふうに思っている方は、
意外と多いのではないでしょうか。

ラフェ・クレールには、
60代、70代、80代になっても
白髪染めやカラーを続けながら、
髪を大切にされているお客様がいらっしゃいます。

今回は、
実際にカラサポを継続されている
60代後半から80代のお客様4名

の髪をご紹介します。

写真だけでは分かりにくい部分もあるため、
できるだけ動画も一緒に載せています。

先にお伝えしておきたいことがあります。

この記事は、
「カラサポをすれば誰でも同じ髪になる」
とお伝えするための記事ではありません。

髪質も違います。

今までのカラー履歴も違います。

自宅でのお手入れも違います。

一人ひとり条件は違います。

だから今回は、
難しい言葉を並べるのではなく、
「実際に白髪染めを続けているお客様の髪は、今どうなっているのか」
を、誰にでも分かる言葉でお伝えします。

先に答え|年齢だけで髪の艶は決まりません

年齢を重ねると、
髪にも変化は起こります。

若い頃より髪が細く感じたり、
うねりが出てきたり、
乾燥しやすく感じたりする方もいます。

白髪も増えてきます。

これは、
年齢とともに髪や毛根に変化が起きるためです。

でも、

「70代だから艶は出ない」

「80代だから髪はきれいにならない」

と、
年齢の数字だけで決まるものでもありません。

今までどんなカラーをしてきたのか。

毛先へどれくらい薬剤の負担が重なっているのか。

髪をどのように乾かしているのか。

熱や摩擦をどのくらい受けているのか。

そして、
今ある髪に対して
どんな施術を続けているのか。

そうしたものも、
髪の見た目には関係してきます。

そもそも髪の「艶」は何で見えるの?

難しく考えなくて大丈夫です。

髪の艶は、
とても簡単に言えば、
髪に当たった光がきれいに返ってくることで見えます。

髪の表面が大きく乱れ、
一本一本がバラバラな方向を向いていると、
光もいろいろな方向へ散らばります。

すると、
パサついて見えやすくなります。

反対に、
髪の表面や毛流れが比較的整っていると、
光もまとまって反射しやすくなります。

その結果、
私たちの目には
「艶がある髪」
として見えやすくなります。

つまり、
艶を見る時は
年齢だけではなく、
髪の表面・形・ダメージ履歴・日頃の扱い方
まで一緒に考える必要があります。

① 70代|いつもカットとカラーでご来店

まずは、
70代のお客様です。

いつも
カットとカラーでご来店いただいています。

白髪染めをやめているわけではありません。

現在もカラーを続けながら、
カラサポで髪の状態を確認しています。

白髪染めを続けながらカラサポを継続している70代女性のお客様の艶髪
いつもカットとカラーでご来店いただいている70代のお客様。カラサポを継続している現在の髪です。

写真だけでは、
光の当たり方によって
艶が強く見えることもあります。

そこで、
実際の髪の動きも分かるように
動画でも記録しました。

70代のお客様の実際の髪。写真だけでは分かりにくい艶や髪の動きを動画で記録しています。

私が見てほしいのは、
「70代なのにすごいでしょう」
ということではありません。

そうではなく、

白髪染めを続けることと、
髪を大切にすることは、
必ずしも反対ではない。

ということです。

大切なのは、
カラーをするか、しないかだけではなく、
毎回どのようにカラーをするか
だと私は考えています。

② 80代|髪質改善をきっかけにご来店

次は、
80代のお客様です。

もともと、
私が行っている髪質改善に興味を持って
ご来店くださいました。

それから現在まで、
髪の状態を確認しながら
施術を続けています。

髪質改善に興味を持って来店しカラサポを継続している80代女性のお客様の艶髪
髪質改善に興味を持ってご来店くださった80代のお客様。現在もカラサポを継続されています。
現在の髪の状態を動画でも記録。動いた時の毛流れや艶もご覧いただけます。

80代だからといって、
髪に興味がなくなるわけではありません。

むしろ、
長くお付き合いしていると、

「今日はここが気になる。」

「前より扱いやすくなった。」

そんな小さな変化を
一緒に確認することの方が大切だと感じます。

一回だけの仕上がりではなく、
次回来店した時の髪を見る。

またカラーをする時に、
前回からどう変わったかを見る。

私は、
そうやって髪を長く見ていくことを
大切にしています。

③ 80代|「髪だけは、いつも綺麗に」

もう一人、
80代のお客様です。

この方と話していると、
よく出てくる言葉があります。

「髪だけは、いつも綺麗にしていたい。」

少し笑いながら話されることもありますが、
長く担当している私には、
この言葉がとても印象に残っています。

年齢を重ねても、
自分の髪をきれいにしていたい。

美容室へ来て、
髪が整った状態で帰りたい。

美容師として、
とても大切な気持ちだと思っています。

髪をいつも綺麗にしていたいとカラサポを継続している80代女性のお客様の艶髪
「髪だけは、いつも綺麗にしていたい」と話してくださる80代のお客様。現在も定期的に髪を整えています。
髪を大切にしながらカラサポを続けている80代のお客様の現在の髪です。

美容室の仕事は、
ただ白髪を染めることだけではありません。

私は、

「これからも自分の髪を好きでいられる状態を、
できるだけ長く一緒に作っていくこと」

も大切な仕事だと思っています。

④ 60代後半|複数の角度から見た現在の髪

最後は、
60代後半のお客様です。

艶の写真を見る時に、
一つ気をつけたいことがあります。

写真は、
照明や撮影する角度によって
見え方が変わります。

そこで今回は、
一方向だけではなく、
複数の角度から撮影した写真をまとめています。

カラサポを継続している60代後半女性のお客様の艶髪を4方向から撮影した実例
60代後半のお客様の現在の髪。後ろや斜めなど、複数の角度から実際の状態を記録しています。
実際に撮影した複数方向の写真をまとめ、現在の髪の状態が分かるようにしています。

4名の髪を見ながら、私が大切だと思うこと

今回、
60代後半から80代まで
4名のお客様をご紹介しました。

この4名を並べた理由は、

「何歳なら艶髪になれるのか」
という年齢の線引きをしたいからではありません。

むしろ逆です。

髪は、
年齢だけでは判断できないということを
お伝えしたかったからです。

同じ70代でも、
髪質は違います。

同じ80代でも、
白髪の量も違います。

これまでのカラー履歴も、
自宅での扱い方も違います。

だから私は、
年齢を見て施術を決めるのではなく、
目の前にある髪を見て決めます。

根元は今どうなっているか。

中間はどうなっているか。

毛先には、
これまで何回くらいカラーの履歴が重なっているのか。

乾いている時はどうか。

濡れた時はどうか。

そうしたものを確認しながら、
その時の髪に必要な施術を考えます。

カラサポで大切にしていること

カラサポで
私が一番大切にしているのは、

「髪全体を、毎回同じ髪として扱わないこと」

です。

新しく生えてきた根元と、
何年も前からそこにある毛先では、
今まで経験してきたことが違います。

根元には、
白髪を染めたり、
必要な明るさを作ったりする役割があります。

一方で毛先は、
すでに明るさが足りていることもあります。

その場合、
今回必要なのが
「さらに明るくすること」なのか、
それとも
「抜けた色を整えること」なのか。

私はそこを分けて考えます。

つまり、

「毛先までカラーすること」と、
「根元と同じ処理を毛先まで繰り返すこと」は、
同じではありません。

毎月、あるいは定期的に
白髪染めを続ける方だからこそ、
一回一回の小さな違いを大切にする。

今だけではなく、
1年後、
3年後、
5年後の毛先まで考える。

それが、
ラフェ・クレールで
カラサポを作ってきた理由の一つです。

白髪染めによる毛先のダメージについては、
こちらの記事で詳しく説明しています。


白髪染めを繰り返すと毛先がパサパサ・チリチリするのはなぜ?

カラサポの考え方を長期症例から知りたい方は、
こちらもご覧ください。


髪をできるだけ傷ませずカラーを続けるには?50代女性を3年間追った実例

この4名の実例から言えること・言えないこと

ここは、
とても大切なので
はっきり書いておきます。

今回、実際にお見せできること

今回の4名は、
実際にラフェ・クレールへ通い、
カラーやカラサポを続けている
60代後半から80代のお客様です。

掲載しているのは、
実際のお客様の髪を撮影した写真と動画です。

年齢を重ねても、
白髪染めを続けながら髪を大切にしている方が
実際にいらっしゃることはお見せできます。

今回の写真だけでは言えないこと

この髪の状態が
「カラサポだけの効果」
だと証明することはできません。

カット、
もともとの髪質、
自宅でのお手入れ、
ドライヤーやアイロンの使い方なども関係します。

また、
60代・70代・80代のすべての方が
同じ状態になるという意味でもありません。

だからラフェ・クレールでは、
一人のきれいな写真だけで
「誰でもこうなります」
とはお伝えしません。

研究でも、
年齢とともに髪の太さや表面、
強さ、艶などに変化が生じることが報告されています。

また、
酸化カラーを繰り返すことで、
毛髪表面や内部構造に変化が生じることも報告されています。

だからこそ、
年齢だけを見るのでも、
カラーだけを見るのでもなく、
その方の髪の履歴を一緒に見ること
が大切だと私は考えています。

年齢を重ねても髪を大切にしたい方へ

白髪は染めたい。

でも、
髪はパサパサにしたくない。

年齢を重ねても、
できるだけきれいな髪でいたい。

私は、
その気持ちを
諦める必要はないと思っています。

ただし、
若い頃とまったく同じ髪だと考えて、
同じことを繰り返すのではありません。

今の髪を見て、
今の髪に必要なことを考える。

そして次回来店した時に、
また髪を見る。

その繰り返しです。

「今日だけきれいに見える髪」ではなく、
これから先もカラーを続ける髪だからこそ、
数年先まで考えていく。

それが、
ラフェ・クレールの
カラサポで大切にしている考え方です。

ご予約について

ラフェ・クレールのご予約は、
お電話のみ
で承っています。

カラサポの施術内容・料金案内を見る

0979-53-9922

LINE・SNSからのご予約やお問い合わせは
受け付けておりません。

「もう年齢だから仕方がないのかな」
と思っている方も、
まずは年齢だけで判断せず、
これまでのカラーや縮毛矯正などの履歴を含めて
現在の髪を確認します。

できることと、
難しいことを分けてお伝えします。


美容師の方へ|カラサポについて

カラサポは、
ラフェ・クレールだけの施術として終わらせるのではなく、
カラーの判断を仕組みにしていくための開発も続けています。

根元と毛先を同じように扱うのではなく、
髪の履歴と現在の状態を見ながら
必要な施術を分けて考える。

そして、
複雑な計算部分を仕組みで支えながら、
最終的な判断は美容師が行う。

それが、
カラサポ事業で目指していることの一つです。


美容師向け「カラサポ」について詳しく見る


この記事を書いた美容師

La Fee Claire(ラフェ・クレール)代表。

20歳から美容師として、
カラー、
くせ毛、
縮毛矯正、
年齢による髪質の変化と向き合ってきました。

一回の施術直後だけではなく、
次回来店した時の髪、
半年後、
数年後まで見ながら、
施術方法を検証しています。

今回掲載した4名も、
実際にラフェ・クレールへ継続してご来店いただいている
お客様の記録です。

参考にした毛髪研究

この記事では、
ラフェ・クレールで実際に見ているお客様の髪と、
研究で分かっている一般的な毛髪の性質を
同じものとして扱わないようにしています。

・Hair Aging Revisited: An Expert Delphi Consensus on Pathogenesis, Clinical Features, and Future Therapies

・What Ages Hair?

・Quantifying the effects of repeated dyeing: Morphological, mechanical, and chemical changes in human hair fibers

実際のお客様の写真や動画は
ラフェ・クレールでの一次情報です。

一方、
年齢や酸化染毛による毛髪の一般的な変化については、
毛髪研究を参考にしています。

癖毛改善は“疎水性”がカギ。髪がまとまる仕組みと正しいカラーの考え方

癖毛を本気で改善したいなら、“髪の性質”を知ることが大切です

こんにちは。
ラフェ・クレールの和田です。

今回は、癖毛改善と「疎水性」というキーワードについてお話しします。

普段あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、
実はこの「疎水性」が、髪質改善や癖毛のコントロールにおいてとても大切な要素なんです。

今までいろいろなメニューを試しても、なかなか髪が扱いやすくならなかった方へ。
「親水性」と「疎水性」の違いを知ることで、癖毛改善のヒントが見つかるかもしれません。


親水性と疎水性とは? まずはやさしく解説します

髪には「水を含みやすい性質」と「水をはじく性質」があります。
この違いが、**親水性(しんすいせい)と疎水性(そすいせい)**です。

🟠 親水性とは?

水分を吸いやすい状態の髪です。
傷みが進んだ髪、カラーやパーマでアルカリ損傷を受けた髪はこの状態になります。

内部のタンパク質が流出し、髪の芯がゆるんでふやけたような状態になりやすく、
髪の形状も不安定になり、うねりやすく、まとまりが悪くなります。

🔵 疎水性とは?

水をはじきやすく、健康な髪の理想的な状態です。
バージン毛(薬剤を使っていない髪)や、しっかりケアされている髪に多いです。

疎水性の髪はドライヤーで乾きやすく、熱に強く、まとまりも良いのが特徴です。


癖毛は「親水性」になることで悪化します

特に美容室で起こりやすいのが、
**アルカリカラーによる髪の軟化(なんか)**です。

アルカリカラーは、髪を明るくするためにpH10以上の強いアルカリ性の薬剤を使います。
この薬剤がすでに明るくなっている毛先やダメージ毛に作用すると、
髪の構造がゆるんでしまい、親水性に傾いてしまうのです。

親水性が進むと、

  • 髪が乾きにくい

  • 水分を吸ってふくらむ

  • 乾かす時間が長くなり熱にさらされる
    という悪循環に陥ります。


📌 当店が「ナチュラルハーブカラー」にこだわる理由

ラフェ・クレールでは、こうした髪への負担を防ぐため、
**アルカリ剤を使わない「ナチュラルハーブカラー」**を徹底して採用しています。

これは、ダメージ部分をさらに親水性に傾けないようにする工夫です。

特に、カラー剤は「1剤(アルカリ)」と「2剤(過酸化水素)」に分かれていますが、
2剤を薄めてもpHは大きく変わらないため、ダメージのリスクは残ります。

髪のダメージを進行させないためにも、既染部(すでに染まっている部分)へのアルカリ使用は避けるべきというのが、私たちの考えです。

🔗 カラサポについてはこちらをご覧ください


疎水性に導くことで起きる、髪の変化とは?

✅ 髪がすぐ乾くようになる

→ 熱のダメージを抑えられる

✅ ふくらみにくくなる

→ 湿気に強くなり、癖毛が出にくくなる

✅ 自然なツヤが出る

→ 髪の表面が整い、光を反射しやすくなる

✅ 手触りがなめらかに

→ 絡まりにくく、お手入れがしやすくなる


ドライヤーの時間が長くなるのは、親水化のサインかも?

親水性の髪は、水分をため込みやすいスポンジのような状態です。
そのため、ドライヤーで乾かす時間が長くなってしまいます。

そして、乾かす時間が長い=髪が高温にさらされる時間が長くなるということ。
これが「熱焼け」と呼ばれる状態を引き起こし、
髪の表面がパリッと硬くなり、ついには破裂してしまうケースもあります。


熱焼けで破裂してしまった毛先の髪


実は「リタッチ」だけでも親水化するって知ってましたか?

根元だけを染めるリタッチなら、傷まないと思っている方も多いですが、
実はこれも完全に安心とは言えません。

なぜなら、薬剤を流すときに水圧や流れで薬が毛先に触れてしまうため、
親水性が進む原因になるからです。

だからこそ、リタッチの際にも髪を守るケア処理を欠かさず行う必要があります。


エイジング毛=親水性の髪。癖毛改善にも密接な関係があります

年齢を重ねると、髪が細く・乾燥しやすく・うねりやすくなる。
それはまさに、「親水性の髪」が生えている状態です。

エイジング毛と呼ばれるこの髪質は、
癖毛と同じような改善アプローチが必要です。

つまり、癖毛改善は、エイジングケアの第一歩でもあるということ。


まとめ:癖毛改善のカギは「疎水性」の維持にあります

癖毛を本気で改善したいなら、
ただトリートメントをするだけでは不十分です。

髪の性質を理解し、親水性を抑えて疎水性に導くこと。
これが、長く扱いやすい髪をつくるためのベースになります。

当店では、髪を疎水化するための**独自のカラーリング設計(カラサポ)**を行っています。
ご興味のある美容師の方は、ぜひ下記リンクから詳細をご覧ください。

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