髪をできるだけ傷ませずカラーを続けるには?50代女性を3年間追った実例|中津市ラフェ・クレール

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「人生で一度は、きれいなロングヘアにしてみたい。」

今回ご紹介するのは、
そんな希望を持っていた50代のお客様です。

でも、2023年頃の髪は、
「伸ばしたい」と思っても、
きれいに伸ばすことが難しい状態でした。

ドライヤーの熱によるダメージが重なり、
毛先はジリジリとした手触りになり、
まとまりも失われていました。

髪が傷んでくると、
「私の髪質ではロングヘアは無理なのかな」
と諦めてしまう方もいらっしゃいます。

でも私は、
今の状態だけを見て、
その方の未来の髪まで決めたくありません。

そこで2023年から、
このお客様と一緒に
「一度はきれいなロングヘアにする」
という目標を立てました。

2023年。伸ばしたくても、きれいに伸ばせなかった髪

2023年 ドライヤーの熱ダメージで毛先がジリジリし、ロングヘアに伸ばせず悩んでいた50代女性の髪
2023年頃。ロングヘアに伸ばしたいという希望がありましたが、熱によるダメージで毛先のまとまりが大きく崩れていました。

この当時、
お客様には縮毛矯正の履歴はありませんでした。

髪を見た時に特に気になったのは、
毛先の強いダメージです。

ここでいきなり
「きれいなロングにしましょう」
と言っても、
土台となる髪の状態が整っていなければ難しい。

まずは、
今ある髪をどこまで扱いやすい状態へ持っていけるか。

そこからスタートしました。

まず行ったのは、2023年のオーダーメイド矯正でした

2023年 熱ダメージのある髪にオーダーメイド矯正を行い見た目とまとまりを整えた状態
2023年。縮毛矯正の履歴がなかったため、髪の状態を確認しながらオーダーメイド矯正を行いました。

見た目はかなりきれいになりました。

ただし、
ここで絶対に誤解してほしくないことがあります。


見た目がきれいになったことと、
一度受けた毛髪の損傷そのものが、
健康な髪と同じ状態へ戻ったことは別です。

私は、
傷んだ髪を施術できれいに見せられたからといって、
「髪が完全に元通りになった」
とは考えていません。

むしろ、
ダメージ履歴のある髪ほど、
その後に何を積み重ねるか
が大切だと考えています。

ここから約2年間、「髪を伸ばすための土台づくり」を続けました

2023年から、
このお客様は毎月カラーを続けています。

使っているのが、
ラフェ・クレールのカラーシステム
「カラサポ」です。

そして、
ここはカラサポを理解していただく上で
とても大切なところです。


カラサポは、基本的に毎回
根元から毛先までカラーをします。

「毛先が傷んでいるなら、
根元だけ染めればいいのでは?」
と思う方もいるかもしれません。

でも、
カラサポの考え方は少し違います。

根元と、
すでにカラー履歴のある毛先を、
同じ髪として扱わない。


必要な場所に、
その場所に必要な役割の施術を行う。

これが基本的な考え方です。

つまり、
「毛先まで染める」ことと、
「根元と同じ考え方・同じ負担で毛先を染め続ける」ことは、
私の中では同じではありません。

具体的な配合や判断方法については、
ラフェ・クレール独自の技術のため公開していません。

ただ、
毎月カラーをする方だからこそ、
一回一回の小さな負担をどう考えるか。

私はそこをとても重要視しています。

なぜ私は「カラー」をここまで重要視するのか

髪質改善というと、
トリートメントやカットを思い浮かべる方が多いと思います。

もちろん、
どちらも大切です。

でも、
白髪染めなどでカラーを毎月続けている方の場合、
私はカラーのやり方を外して髪質改善を考えることはできないと思っています。

私の中で、
髪質改善を大まかに4つ分の要素で考えるなら、

髪質改善カット 1

カラサポ 2

ホームケア 1

くらいの比重です。

それくらい、
定期的にカラーをしている方にとって
「どう染め続けるか」
は大切だと考えています。

髪をきれいにしたいのに、
その一方で毎月のカラーによる負担を積み重ねてしまえば、
目指している方向と逆へ進んでしまう可能性があります。

2025年11月。さらに一段きれいな髪を目指して「神の矯正」へ

2023年から約2年間。

カラサポを続けながら、
ロングヘアを目指して髪を伸ばしていきました。

そして2025年11月。

さらに扱いやすく、
より理想のロングヘアへ近づけるために、
「神の矯正」
を行いました。

2025年11月。神の矯正を行った直後の状態です。

かなりきれいに仕上がりました。

2023年の状態から考えると、
私自身もうれしい仕上がりです。

ただ、
ここでも考え方は変わりません。


矯正できれいに見えたから、
そこで髪の管理が終わるわけではありません。

一度ダメージを経験している髪です。

長く伸ばしていけば、
毛先は何年分もの施術や日常生活を経験することになります。

だからこそ、
神の矯正をした後の
「毎月のカラーをどうするか」
が重要になります。

神の矯正から半年。その後も毎月、毛先までカラサポを続けました

神の矯正を行った後も、
このお客様は毎月カラーをしています。

しかも、
根元だけではありません。


毎月、根元から毛先までカラサポを行っています。

そして約半年後。

お客様が美容室へ来られた時、
髪の状態があまりにきれいだったので、
私は施術前に動画を撮りました。

神の矯正から約半年。毎月、根元から毛先までカラサポを続けたお客様の「来店時」の状態です。

ここで大切なのは、
美容室で仕上げた直後の動画ではない
ということです。

ご自宅で生活し、
いつも通り髪を扱い、
次のカラーをするために美容室へ来られた時の状態です。

私は、
こうした「来店時の髪」を非常に大切にしています。

美容師がブローやアイロンできれいに仕上げた直後なら、
美しく見えるのは当然です。

本当に見たいのは、
次回来店までの間に、
その髪がどう過ごしていたか。

だから私は、
できるだけ来店時の状態も記録するようにしています。

この髪がきれいなのは、カラサポだけのおかげではありません

私は今回、
このお客様に聞いてみました。

「ここまできれいな状態を維持できているけど、
家では何を頑張っていますか?」

答えは、
意外なくらいシンプルでした。

「ドライヤーをかける時、
ずっと腕をピーンと伸ばして、
髪から熱を遠ざけています。」

高価なシャンプーの話でもありません。

高価なトリートメントの話でもありません。

最新の高級アイロンの話でもありません。

2023年に熱によるダメージを経験したからこそ、
ドライヤーの熱を近くから当てない
ということを徹底していたそうです。

正しいホームケアというのは、
案外こういう基本的なところにあります。

ドライヤーは「近づけすぎない」ことも大切です

熱による毛髪への影響は、
私自身の経験だけの話ではありません。

毛髪を使った研究でも、
ドライヤーの温度が高くなるほど、
毛髪表面の損傷が大きくなる傾向が確認されています。

また、その研究では、
ドライヤーを約15cm離し、
一か所に当て続けず動かしながら乾かした条件では、
髪への負担を抑えられる可能性が示されています。

このお客様が
「腕を伸ばしてドライヤーを遠ざける」
ことを意識していたのは、
とても理にかなったホームケアだと私は考えています。

参考:

Hair Shaft Damage from Heat and Drying Time of Hair Dryer

美髪は「高いものを使うこと」だけでは作れないと思っています

私は、
良いシャンプーやトリートメントを否定しているわけではありません。

髪質や状態に合った商品は、
当然役に立ちます。

でも、
それ以前に大切なことがあります。


毎日の中で、
髪を悪化させる原因をできるだけ増やさないこと。

ドライヤーを近づけすぎない。

必要以上の高温を繰り返さない。

毎月のカラー方法を考える。

今の髪に合った施術を選ぶ。

そうした小さな積み重ねの方が、
何年後の毛先には大きな違いになると私は考えています。

カラサポの本当の目的も「一回できれいに見せること」ではありません

今回の写真や動画だけを見ると、

「カラサポをすれば、
どんな髪でもこうなるの?」

と思う方がいるかもしれません。

そういう意味ではありません。

髪質も違います。

過去のダメージ履歴も違います。

縮毛矯正やカラーの履歴も違います。

そして、
自宅での扱い方も違います。

だから、
一人の症例をすべての方へそのまま当てはめることはできません。

カラサポで私が大切にしているのは、
一度だけ髪をきれいに見せることではなく、
繰り返すカラーの中で必要以上の負担を増やさないこと

です。

1回のカラーだけを見るのではありません。

1年。

3年。

5年。

その先までカラーを続けた時に、
毛先がどうなっているか。

そこを考えて作ったのが、
ラフェ・クレールのカラサポです。

2023年から見てきたからこそ、今回の動画に意味があります

今回のお客様を
「半年間きれいだった人」
として紹介したいわけではありません。

2023年には、
髪を伸ばしたくても
ダメージが気になって伸ばせなかった。

そこから髪を整え、
毎月カラーをしながら伸ばしてきた。

2025年11月には神の矯正を行った。

そして、
その後も半年間、
毎月毛先までカラサポを続けた。

その結果として、
次回来店時に撮影したのが今回の動画です。


この「時間の流れ」そのものが、
私にとって一番大切な検証結果です。

髪を伸ばしたい方ほど「今」だけでなく数年先を考えてほしい

ロングヘアの毛先は、
今日生えてきた髪ではありません。

何年もの間、
カラー、
ドライヤー、
アイロン、
紫外線、
摩擦など、
いろいろな経験を重ねてきた髪です。

だから私は、
ロングヘアを目指す方ほど、


「今日きれいになったか」
だけではなく、
「この施術を続けて数年後の毛先はどうなるのか」

という考え方を大切にしています。

「人生で一度はきれいなロングヘアに」

2023年、
このお客様は
自分の髪質ではきれいなロングヘアは難しいと感じていました。

でも、
本人には


「人生で一度は、
きれいなロングヘアにしてみたい」

という希望がありました。

私は、
美容師の仕事は
「無理です」と終わらせることだけではないと思っています。

もちろん、
できないことをできるとは言いません。

髪の状態によっては、
施術を断ることもあります。

でも、
今すぐできなくても、
どうすれば少しずつ理想へ近づけるのか。

そこを一緒に考えることはできます。

今回のお客様も、
一回の施術で今の状態になったわけではありません。

2023年から、
少しずつ積み重ねてきました。

その過程を、
これからも記録していきたいと思っています。

中津市でカラーを続けながら髪をきれいにしていきたい方へ

ラフェ・クレールでは、
カラーをやめることを前提に髪質改善を考えていません。

白髪染めもしたい。

髪色も楽しみたい。

でも、
できるだけ髪を大切にしたい。

そんな方にとって、
「何で染めるか」だけではなく
「どう染め続けるか」

が大切だと考えています。

そのため、
髪質改善カット、
カラサポ、
ホームケア、
そして必要な方には縮毛矯正まで、
髪の履歴を見ながら一緒に考えます。

髪質改善カットについては、

こちらをご覧ください。

縮毛矯正については、

「神の矯正」のページをご覧ください。


ご予約はお電話のみで承っています。


0979-53-9922

LINE・SNSからのご予約やお問い合わせは受け付けておりません。


La Fee Claire(ラフェ・クレール)
大分県中津市の美容室


美容師の方へ|カラサポについて

今回ご紹介したカラサポは、
ラフェ・クレールだけの施術として終わらせるのではなく、
美容師の技術と判断を支える仕組みとして開発を続けています。

カラーを繰り返すお客様の髪を、
長い時間軸でどう守っていくのか。

また、
オーナーやベテランだけに集中しやすいカラー判断を、
スタッフへどのように伝えていくのか。

カラサポ事業については、
美容師向けサイトで詳しくご紹介しています。


美容師向け「カラサポ」について詳しく見る


この記事を書いた美容師

La Fee Claire(ラフェ・クレール)代表。

20歳から美容師として、
お客様の髪と向き合ってきました。

年齢とともに変化する髪質、
くせ毛、
縮毛矯正、
繰り返すカラーによる毛先への負担について、
長期間のお客様の経過を見ながら
10年以上研究と検証を続けています。

一回の仕上がりだけではなく、
次回来店時、
半年後、
数年後の髪まで見ることを大切にしています。

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