癖毛改善は“疎水性”がカギ。髪がまとまる仕組みと正しいカラーの考え方

癖毛を本気で改善したいなら、“髪の性質”を知ることが大切です

こんにちは。
ラフェ・クレールの和田です。

今回は、癖毛改善と「疎水性」というキーワードについてお話しします。

普段あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、
実はこの「疎水性」が、髪質改善や癖毛のコントロールにおいてとても大切な要素なんです。

今までいろいろなメニューを試しても、なかなか髪が扱いやすくならなかった方へ。
「親水性」と「疎水性」の違いを知ることで、癖毛改善のヒントが見つかるかもしれません。


親水性と疎水性とは? まずはやさしく解説します

髪には「水を含みやすい性質」と「水をはじく性質」があります。
この違いが、**親水性(しんすいせい)疎水性(そすいせい)**です。

🟠 親水性とは?

水分を吸いやすい状態の髪です。
傷みが進んだ髪、カラーやパーマでアルカリ損傷を受けた髪はこの状態になります。

内部のタンパク質が流出し、髪の芯がゆるんでふやけたような状態になりやすく、
髪の形状も不安定になり、うねりやすく、まとまりが悪くなります。

🔵 疎水性とは?

水をはじきやすく、健康な髪の理想的な状態です。
バージン毛(薬剤を使っていない髪)や、しっかりケアされている髪に多いです。

疎水性の髪はドライヤーで乾きやすく、熱に強く、まとまりも良いのが特徴です。


癖毛は「親水性」になることで悪化します

特に美容室で起こりやすいのが、
**アルカリカラーによる髪の軟化(なんか)**です。

アルカリカラーは、髪を明るくするためにpH10以上の強いアルカリ性の薬剤を使います。
この薬剤がすでに明るくなっている毛先やダメージ毛に作用すると、
髪の構造がゆるんでしまい、親水性に傾いてしまうのです。

親水性が進むと、

  • 髪が乾きにくい

  • 水分を吸ってふくらむ

  • 乾かす時間が長くなり熱にさらされる
    という悪循環に陥ります。


📌 当店が「ナチュラルハーブカラー」にこだわる理由

ラフェ・クレールでは、こうした髪への負担を防ぐため、
**アルカリ剤を使わない「ナチュラルハーブカラー」**を徹底して採用しています。

これは、ダメージ部分をさらに親水性に傾けないようにする工夫です。

特に、カラー剤は「1剤(アルカリ)」と「2剤(過酸化水素)」に分かれていますが、
2剤を薄めてもpHは大きく変わらないため、ダメージのリスクは残ります。

髪のダメージを進行させないためにも、既染部(すでに染まっている部分)へのアルカリ使用は避けるべきというのが、私たちの考えです。

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疎水性に導くことで起きる、髪の変化とは?

✅ 髪がすぐ乾くようになる

→ 熱のダメージを抑えられる

✅ ふくらみにくくなる

→ 湿気に強くなり、癖毛が出にくくなる

✅ 自然なツヤが出る

→ 髪の表面が整い、光を反射しやすくなる

✅ 手触りがなめらかに

→ 絡まりにくく、お手入れがしやすくなる


ドライヤーの時間が長くなるのは、親水化のサインかも?

親水性の髪は、水分をため込みやすいスポンジのような状態です。
そのため、ドライヤーで乾かす時間が長くなってしまいます。

そして、乾かす時間が長い=髪が高温にさらされる時間が長くなるということ。
これが「熱焼け」と呼ばれる状態を引き起こし、
髪の表面がパリッと硬くなり、ついには破裂してしまうケースもあります。


熱焼けで破裂してしまった毛先の髪


実は「リタッチ」だけでも親水化するって知ってましたか?

根元だけを染めるリタッチなら、傷まないと思っている方も多いですが、
実はこれも完全に安心とは言えません。

なぜなら、薬剤を流すときに水圧や流れで薬が毛先に触れてしまうため、
親水性が進む原因になるからです。

だからこそ、リタッチの際にも髪を守るケア処理を欠かさず行う必要があります。


エイジング毛=親水性の髪。癖毛改善にも密接な関係があります

年齢を重ねると、髪が細く・乾燥しやすく・うねりやすくなる。
それはまさに、「親水性の髪」が生えている状態です。

エイジング毛と呼ばれるこの髪質は、
癖毛と同じような改善アプローチが必要です。

つまり、癖毛改善は、エイジングケアの第一歩でもあるということ。


まとめ:癖毛改善のカギは「疎水性」の維持にあります

癖毛を本気で改善したいなら、
ただトリートメントをするだけでは不十分です。

髪の性質を理解し、親水性を抑えて疎水性に導くこと
これが、長く扱いやすい髪をつくるためのベースになります。

当店では、髪を疎水化するための**独自のカラーリング設計(カラサポ)**を行っています。
ご興味のある美容師の方は、ぜひ下記リンクから詳細をご覧ください。

🔗 カラサポの詳しい内容はこちら


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癖毛のメカニズムと研究から見えた「髪質改善」の可能性

癖毛は治らない…? いいえ、研究すればわかることがあります。

こんにちは。
ラフェ・クレールの和田です。

今回は、私が10年以上研究してきたテーマでもある「癖毛(くせげ)」について、
実際のお客様のビフォーアフターを交えながら、やさしく解説していきます。

このブログを読んでくださっている方の中にも、
「髪がうねる」「広がる」「まとまらない」
といった癖毛の悩みをお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、癖毛は単純に「遺伝」や「生まれつき」だけではなく、
いくつかの要素が重なって発生しているケースがとても多いんです。


癖毛の正体は、複雑な“髪質の乱れ”の集まりです

癖毛は、ただうねるだけではありません。
実際には以下のような要素が、複雑に絡み合っています。

  • 生えグセ(頭皮からの毛の向き)

  • 髪のダメージ(アイロン、カラー、摩擦など)

  • 血行不良による髪質の変化

  • ホルモンバランスや発毛サイクルの乱れ

こうした原因が複数重なると、髪1本1本の質が変わってしまい、
絡まり・広がり・まとまらなさといった“癖”として現れてきます。

特に最近は、年齢による血流の低下や栄養不足が、髪質の悪化に影響しているケースも多く見受けられます。


髪の素材を整えることが、デザインの土台になる

髪の素材(質)が整っていないと、どれだけ上手にカットしても、
自宅でのお手入れがしにくくなってしまいます。

逆に、髪の土台がしっかり整っていると、
カットやデザインも活きてきて、お手入れがとてもラクになるのです。

髪質が悪化してしまうと、
技術力のある美容師さんでもどうにもできない場面が出てきます。
だからこそ、「素材」を整えることがとても大切です。


【ビフォーアフター①】

担当美容師さんも悩んでいた髪質の改善例

最初のお客様は、以前10年以上担当されていた美容師さんから
「手に負えないので、他を探してみてください」と言われて、当店にお越しくださいました。

ここで大切なのは、
その美容師さんが決して悪かったわけではないということです。

カットの丁寧さ、バランス、仕上がりも上手で、
私から見ても信頼できる技術者だと感じました。

ただ、それでも手に負えなくなっていたのは、
髪質の悪化が原因です。

このようなケースでは、
技術力だけでなく、髪質を立て直すための理論やメカニズムが必要になります。

当店では、髪の状態を見ながら、
丁寧に内部補修や頭皮ケアを行い、約1年かけて髪の素材を整えていきました。

結果として、お手入れしやすい髪質へと改善できました。

縮毛矯正はしていない改善事例

縮毛矯正はしていない改善事例


【ビフォーアフター②】

自宅でのダメージ蓄積が原因だったケース

2人目のお客様は、ご自宅でのヘアケアによって
髪が徐々に悪化していったタイプの方です。

とにかく髪が絡まりやすく、
最初は「手ぐしすら通らない状態」でした。

この状態が長く続くと、摩擦によってキューティクルが剥がれ、
**ビビり毛(ジリジリとした毛)**ができやすくなります。

さらに、膨張しやすい髪質とビビり毛が合わさることで、
ウネリや広がりが強くなっていきます。

ここまで悪化すると、改善には時間と計画的なケアが必要になります。

縮毛矯正は1度もしていません。


髪が悪化したら、選択肢は限られます

一度深刻にダメージを受けた髪は、
「切る」か「薬剤で伸ばす(縮毛矯正)」かの2択になることがほとんどです。

当店では、必要に応じて縮毛矯正をおすすめすることもあります。
ただし、それも状態を見て、最善の方法を選ぶことが前提です。

髪質改善は、ただのトリートメントや一度の施術でどうにかなるものではありません。
素材に向き合い、計画的にケアしていくことで、ようやく効果が現れてくるのです。


癖毛の研究を続けて思うこと

私は10年以上、癖毛や髪質の悪化について研究を続けてきました。

すればするほど、「髪って本当に不思議だな」と感じることばかりです。
同じように見える髪でも、状態・原因・対処法はひとりひとり違います。

だからこそ、放置は一番よくない選択です。


もしかして私も?と思った方へ

この記事を読んで、
「私の髪も似ているかも」と思った方は、ぜひ早めの対策をおすすめします。

癖毛は、放置することで悪化しやすくなります。
それを未然に防ぐだけでも、将来の髪が変わってきます。

髪質改善は、時間がかかることもありますが、
そのぶん効果がしっかり出る施術です。

ラフェ・クレールでは、髪の土台づくりから丁寧に取り組み、
お一人おひとりの髪質に合った方法をご提案しています。


気になる方は、いつでもお気軽にご相談ください。

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綺麗な髪は、一日にしてならず。
だからこそ、私たちは時間をかけて丁寧に、向き合っていきます。

あなたの「髪の未来」が、今日から少しでも良くなりますように。