大分県中津市で「髪質の改善理論」を追求しているラフェクレールの和田です。
髪質改善について混乱してるお客様が多いので少し嚙み砕いてお話できればと思います。
髪が綺麗に見えれば何でも髪質改善と思われがちですが、明確に理解できれば今の髪に何が必要なのか?が見えてきて色々な判断材料にもなると思いますので最後までご覧ください。
髪質改善とは、「髪質を綺麗に見せる技術、理論である」
この「髪質を綺麗に見せる」方法が数多く美容業界には存在します。
その種類も次に分類されるのかな?と個人的には思っています。
- 対症療法の髪質改善
- 根本治療の髪質改善
この2つに分類されて髪質改善は行われていきます。
ここを抑えると、あなたの考え方にあった施術内容や美容室選びがよりニーズに合った選択になると思います。
美容室選びに悩んでる大半は、髪に悩みがある人がほとんどだと思います。
その悩みのほとんどがデザインがまとまらない事だと思いますが、このデザインを崩している原因が数種類ある癖毛です。
この癖毛もそもそもの癖なのか?それとも人工的に作られた癖なのか?ここを抑えていかないといけません。
その癖毛も大まかに3つあります。(後で触れていきます)
なので、何が原因でデザインがまとまらないのか?ここを抑えていかないと、あなたのお悩みは永遠に解決できな可能性が高いんですね。
対症療法の髪質改善
- 縮毛矯正
- 髪の破裂直し
- 酸熱トリートメント
- システムトリートメント
- 傷んだ部分のカット
- ご自宅で使うトリートメント
対症療法とは何かで壊された髪のリペアや補強をする考え方です。
下記が分かりやすい例と思います。
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こうなってしまうと、「根本治療の髪質改善」ではどうにもならないので「対症療法の髪質改善」で施術したビフォーアフターの画像です。
皆さんも髪が広がるから何かケアしないとな~なんて思ったりするでしょ?
この考え方が対症療法になります。
その後もしっかりケア出来ればずっと綺麗な髪を維持できますのでご安心ください。
そのケアの方法こそ「根本治療の髪質改善」になるんです。
根本治療の髪質改善
冒頭でも触れたように、デザインがまとまらない癖毛の原因を解決する考え方が根本治療の考え方になります。
この根本治療の話の前に知っていて欲しい事があります。
癖毛は「DNAから作られてる元々の髪」と「人工的に作られた癖」とあります。
3種類の癖毛
- 生え癖の影響で癖毛に変化
- 髪質の悪化や、ダメージによる事で癖毛に変化
- 元々の髪質(ストレート毛か癖毛か?)
この根本治療の髪質改善で不可能なのは 3 の元々の髪質だけは変えれません。
変えたい場合は「対症療法の改善」以外ありません。
ですが、 1 2 が原因で癖毛に変化した髪が元々の髪質と勘違いしてるケースもあります。
それがこちらのお客様のケース
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こちらの方は「生え癖」と「髪のダメージ」から癖毛に変化し、それらが重なりデザインがまとまらないケースでした。
最初は「自分の髪質が悪いから」と言ってましたが、人工的に癖毛が重なり合ってデザインが崩れていただけだったんです。
なぜ?このような現象が起こるのか?
ダメージの癖
髪がダメージを受けると「ダメージホール」と呼ばれる「空洞」が髪の中にできます。
この穴から内部に水が溜まる事で、髪がふやけて癖毛に変わります。
そして、この状態の髪は乾きにくいので乾かすためにはドライヤーを長時間当てる必要があり、「熱変性」の影響で乾燥し膨張しやすい髪質にも変化してしまいます。
よく新聞紙の話が出ますが、最初は綺麗でも湿気を含むとグニャグニャと波打つでしょ?その現象に似ています。
特にカラーでのダメージは美容室で施術するメニューの中でもダントツに癖毛に影響してきます。
私がカラーリングに力を入れているのも、このメカニズムが絡んでくるからなんですね。
また、カットで失敗されて癖毛に変化した髪もここに該当します。
ここで悪化させると「対症療法の髪質改善」が必要になってきます。
逆に言えば、カット技法やカラーリングシステムを突き詰めて改善できれば、ダメージから来る癖毛を改善できデザインがまとまりやすくなるんです。
生え癖
根本が浮いたり、うねったり、寄ったりと変な生え方の原因になってる毛流の事です。
生え癖を軽く考えると痛い目をみます。
そして私もお客様の信頼をなくす原因になるほどでした。
その事例が
これは全部生え癖から来てる癖毛です。
私の検証では、この癖だけは絶対に直さなければいけません。
じゃあ生え癖だけでも直せばいいのか?と言えばそう単純でもありません。。。
この「生え癖」にとても関係してくるのが「ダメージの癖」と「髪質の悪化による癖」です。
これらはシーソーの様に、お互いのバランスで保たれてるので崩れれば終わりです。
維持や改善をするにも相当繊細に施術をしなければなりません。
まずは毛髪診断で何の影響でデザインがまとまらないのか?
絶対に絶対に必要な事は?
ある程度は「根本治療の改善」で解決できますが、これらを抑えていけなかった方に関して改善した事例は今の所1つもありません。
となると残される方法は
対症療法の髪質改善で行う以外ないんですね。
実はこの対症療法でも混乱が起きてるのが今の美容業界なんです。
これはプロ向けになるので今回は割愛しますが、いずれブログにしたいと思います。
最後まで有難うございました。