本日はブログをご覧いただきありがとうございます。
最近「髪質改善してください!」と言うお問い合わせが多くなってきましたので、知識のない方でも分かりやすいように段階を踏んでお話できればと思います。
今回のブログの内容で次の事が解決できる様になります。
- 何から見直せばいいのか?
- 私の髪は今どんな状態なのか?
- 私の考えと相性の良い髪質は?
- どういう風にオーダーすればいいのか?
お客様の髪のお悩みは原因さえ分かれば解決できる事も多くあるので最後までお付き合いください。
髪質改善とは?
デザインを作る上で髪のバランスを整える事を指します。
髪質は?髪のダメージは?カットはどんな方法か?
これらにより癖毛が3種類に分かれてきますので、どのようにアプロ―チが一番か?
そんな事考えながらカウンセリングを行っております。
このバランスが整うと、髪質によっては「縮毛矯正」が必要ないケースも出てきます。
大まかに4つの段階に分かれてきます。
- カット技法や素材つくり
- 血行不良による髪質悪化をどう防ぐか?
- 髪のダメージからくる問題
- ホームケアの方法
今回はカット技法と素材つくりの説明をさせて頂きます。
カット技法の見直し
まずは過去のブログですが、典型的なカットでバランスを崩されたお客様の改善記事です。
当店にお越しになるご新規様で大半が実は「カットの技法に問題がある」方々が多いです。
中でも特に多いのが「梳きばさみ(セニング)で梳きすぎ」です。
美容室に行ってから髪がまとまらないと感じてる方はよく思い出してみて下さい。
美容師さんに「広がるから梳いて もしくは多いから梳いて」と言ってませんか?
実は、これが落とし穴だったんです。
決して毛量を軽くすることが悪ではありません。
梳きばさみも使いこなせばとても素晴らしい効果があります。
ただ、カット技法や梳き方にも様々な「効果」があるのでどれが正解か?は髪質との相談と、やはり使いどころによります。
なのであなたが今悩んでて、「梳きばさみでたくさん梳かれた記憶がある方」は少し注意がいるかもしれません。
梳かれ過ぎて崩壊したデザインは完治するまでに数年かかります。
デザインを作るのに大切な考えは「バランス」が全てです。
髪質を理解してカットする事は奥が深く、簡単ではありませんが髪質改善に興味のある方は「カットから見直す」事をおすすめします。
素材つくりの重要性
素材はトータルバランスで作られ、以下の内容で大きく変わってきます。
- カット技法
- 髪のダメージのアプロ―チ方法
- 使用するケア剤やシャンプー
今回はカットに焦点を当てて考えていきます。
カットでは様々なコントロールが可能になります。
- 固い髪質に変える
- 柔らかい髪質に変える
- 癖毛っぽく変える
- ボリュームを出す
- ボリュームと取る
私はこれらを意識してデザインを作ってるんですが、基本的に髪でお悩みの方の髪質は以下の通り
- 膨張毛
- 乾燥毛
- うねる生え癖
- 癖毛でくるくる
扱いやすい素材に導くために
カットで様々な効果が期待できる反面、技術者の理解不足から間違った理論のカットをされてるケースがあります。
- ボリュームを取りたいのに、ボリュームの出るカット技法でデザインを作られてる可能性があるかも
- ダメージ毛を切り取れるベースカットができていないかも(伸ばしてる方やボブ好きの方はカットだけでは難しい場合もある)
- 生え癖を無視したカットになってないか?
- 癖を活かしたい場合、活かす理論のカットをしているか?
共通して言えるのは、これらの悩みのある方への「梳きばさみの多用」で癖毛、膨張が強くなる可能性もがあるので控える事が大切になりま
逆に梳きばさみ(セニング)に向いてる髪質と言うのもありますが、用途を間違うとやはり癖毛に変化しますので基本的には「多用」しない考えで私は施術しております。
結論
初めにカットから見直す事が大切です。
様々な髪質改善理論で色々な角度からアプローチしていくのですが、せっかく改善された髪も実はカット次第で悪化もしていきます。
もちろん綺麗な髪質もカット次第で悪化もします。
この悪化は3種類の癖毛の割合で決まるのですが
- 梳きばさみ(セニング)による癖毛
- ダメージによる癖毛
- 年齢によって出来る癖毛
髪質悪化はどれか1つでもあれば、そこから連鎖するように発生する事は確認しています。
この中から少しでも改善できてくれば、この負の連鎖は起こりにくい環境も出来てきます。
ひょっとして私の事?とお悩みの方は是非1度相談にお越しください。
出来る限り最善を尽くして改善させていきます。
今回は4段階ある内の1つの説明でした。
他の3つはまた別の機会にお話しできればと思いますので、次回も是非ご覧ください♪
改善された方々(縮毛矯正の類は一切していません)
3年かけた改善
上(最初)左下(1年後)右下(3年後)
1年間での改善 左(ビフォー)右(アフター)
癖の強さによりますがその日からの改善