デトックスハーブカラー完成までの道のり

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大分県中津市で髪質改善を追求してるラフェクレールの和田です(^^♪

今回は題名とおりのエピソードにしようかと思ってます。

 

まだ若かりし頃の記事です。

お時間あれば是非目を通してくださいませ(^^♪

 

何でハーブカラーにこだわるのか?

 

デトックスハーブカラーの説明

根本はアルカリカラーでトーンアップ(ジアミンやアルカリは限りなく負担を減らすように組み替えた調合してます)

毛先の明るい部分はアルカリ剤や、過酸化水素未使用の粉末とお水だけで溶いた髪に圧倒的に優しいカラー材で根本の色味に合わせて染めます。

このカラーシステムはカラー回数を重ねるごとに髪がどんどん艶を取り戻すカラーシステムになってます。

根元からハーブカラーを行う人も、もちろん居ます。


デトックスハーブカラーの完成は3年近くかかったんですよね。

とにかく、僕の考えに合うカラー剤がどんどん無くなっていってる状況が事の始まりでした。

この当時

  • ヘナ
  • 香草カラー
  • ハーブカラー
  • その他もろもろ

植物系のカラー剤をどんどん探してまして、、、

理想は

  • 色の豊富さ
  • 匂いの少ないもの

でハーブカラーに目をつけたんです。

ハーブカラーの特徴

  • 色の3原色はもちろん、様々な色もあるので白髪染めだけでなく、ファッションカラーにも対応可能
  • 白髪の染まりもコントロール可能
  • パーマと相性良い
  • 色持ちも優れてる(ブリーチ毛にも抜群の色持ち)
  • 草の香りもない
  • アルカリ剤や過酸化水素が使われてない(中には植物系でも使われてるものがあります)

様々な角度から見て、これほど理想的と思ったものはありません。

ただ一つのデメリットは、、、

配合が激難しいのです💦

  • 色の吸着性が良いって事は、少し配合間違えば暗くなる。
  • 持続性も良いので、暗くなったら明るくなりにくい
  • 自然の物は季節によっては色が不安定にもなる
  • 根本と毛先の色合いを合わせるレシピが存在しない

とりあえず始めたのは

白髪染めのコントロールから。

これは簡単で2週間徹夜でレシピ作って完成しました。

元々植物系のカラーは得意だったので(笑)

なんで自分で作ったかと言うと、、、

メーカーさんにももちろんレシピはあるし

最初に勉強したメーカーさんの講習はとても参考になったのですが、

自分好みじゃなかったので自分好みに変えました(^^♪

物はとても素晴らしいので、是非使いたいと思って導入したってわけです。

あまりに色々な効能が素晴らしいので、ファッションカラーにも使いたいと思ったわけです。

おそらく、この効能を理解してる人はごく少数しか知らないと思う。

そして、この効果を最大限に引き出すにはデトックスハーブカラーの仕組みじゃないと駄目な理由もありました(第2の効能)

第3の効能はデトックスハーブカラーを2~3年続けた人のみ体感できる領域もあります。

ここからが地獄の2年間の始まりでした💦(本当に心折れそうだった)

当時、当店で採用してたカラー剤の廃盤が進み、どんどん色味が減ってる中(これが一番焦った)

様々なカラー剤を探しながら

ハーブカラーファッションカラー(明るい白髪染めにも対応)用の毛先レシピを研究してたのです、、、

(実験は身内です)

研究内容も中々進まないし、良いカラー剤に巡り合わないし、、、

気持ちは焦るばかり💦

2年経っても成果出ないから、、、さすがに少し諦めてたんです。。。

(さらにはハーブって原価高いから実験するにもかなり出費ありました💦)

  • 粉末と水を混ぜる
  • 赤、青、黄色、その他で原色に近いものしかない
  • 色味、明るさはそれら粉末の調合で作るしかない
  • 自然なものは季節により(温度)色合いが微妙に変化する

例えば髪が明るくなっちゃったら、ちょうど良い色に整えますよね?

黒なら簡単だけど、、、

中にはムラになってる人も居るから綺麗に馴染む様に整えますよね?

ドンピシャ―で多種多様の抜け方した髪に対応するのが神業的に難しいんです。

例えば

12トーンまで抜けた人が、今回は8トーンにしたい

12トーンまで抜けた人が、今回9トーンにしたい

12トーンまで抜けた人が、今回10トーンにしたい

メーカーにも基準がないからこれが出来なかったんです💦

そして

12トーンの髪

11トーンの髪

10トーンの髪

これ全部吸い込み方違うからね(笑)

色味が出たり出なかったりと、根元と馴染まないの💦

泣きそうやろ( ;∀;)

色は入り過ぎるは、ビビったら色入らないは、、、

(原色なんで変にビビットな色にもなりやすい)

もうお手上げさ💦

色味や明るさをすべて0から作り上げていかないといけないからです。

しかも、面倒なのが色味により吸い込み方が全然違う。

実戦で使うには絶対に失敗できないので、完璧に使いこなす法則が必要でした。

1から色彩学も学び直しては実験の日々、、、

お客様では実験できないので身内にお願いしてたましたが、さすがに実験回数が足りない。。。

んで気付けば2年経ってたんです(白髪染めはしてましたが)

この頃からマズい事態が起こり始めてたのです。

何かと言うと、、、

ハーブカラー離れ(´;ω;`)ウゥゥ

基本的に植物カラーの染まり方は

  1. 白髪にしか染まらない
  2. 白髪が多いと明るくもできます
  3. 白髪が少ないと暗い
  4. ハーブカラー自体に明るくする力はない

そうです、、、お客様が、、、

暗いのは飽きた~って言い始めたの(´;ω;`)ウゥゥ

当然だよね

デザインやファッションを変えたくて美容室に来てる人も居るから、、、

いくら手触りが良くても、暗いのばかりじゃ飽きる人も居ます。

でも、、、

アルカリカラーだけでは髪が傷むのは目に見えてる状況。。。

植物系カラー離れのお客様の髪はどんどんダメージが進む状況になり、、、、、

自分の無力さも痛感しちゃった事件だったわけです(´;ω;`)ウゥゥ

この時期から徐々にカラー比率は落ち込んできました

この頃はカラー比率30%程度。。当時スタッフも多く、でもスタッフの仕事が減っていく、、、

俗にいう経営難ってやつです💦

さらには髪のダメージが進む事は素材の悪化を意味し

僕のターゲットにしてた客層には大打撃を受けたんです。

  1. 髪がデリケート(傷みやすい)
  2. くせ毛のお客様がメイン
  3. カットだけでは対応不能な状態

この時期はもう美容師としての仕事が全然面白くなかった時期でしたね💦

自分の理想も実現できなかったしね。

このままの自分じゃダメと思って、この頃かな?ヘアリセッターと出会ったんです。

でもでも

頭の片隅には、ハーブカラーのレシピの事はずっとありましたが、死ぬほどヘアリセッターを勉強してました。

この時期ヘアリセッターを通して、自分の目線が急激に変わっていったんですよ。

知らなかった事を知り

今までできないことが可能になり

視点が変わったときに

ハーブカラーに対して閃いちゃったんです( ゚Д゚)!!!!!

まさに美容の神様が舞い降りたと思いました(笑)

しかも朝起きたら、急に閃いたからね(笑)

本当にあの奇跡的閃きには感謝しかありません。

断片的に学び続け、考え続けた理論が急速に繋がってしまった瞬間でした(^^♪

自分の髪で実験したら失敗しましたが、色合いはほぼ想定通り。

これはまさにハーブカラーの理論構築に成功した瞬間です(`・ω・´)b

そっから毎日実験してトーン識別票の完成までいきました(^^♪

諦めたらそこで試合終了ですよ

あの時、諦めてたら今のカラーシステムまでは来れなかった。

世の中には素晴らしい商品や、考え方が多数存在する。

何が一番か?ではなく

何がベストか?

その中で1番になれるように磨いて進化するしかありません。

今は本当に自分の理想の仕事が出来るようになりつつあるので、美容師としての仕事が本当に楽しい

このデトックスハーブカラーの完成は自分の力で築いたので誇りをもってお客様に提供しています。

努力は絶対に報われるんです。

だからこそメーカーさんも信念をもって素晴らしい商品を今後も作っていってほしい。

本気でそう思います。

お客様は何気なくしてると思いますが、裏ではこんな悪戦苦闘の日々を乗り越えて完成したカラーシステムなんですよ☆彡

まだまだ可能性あるシステムなので今後ももっと追求していきます(^^♪

 

 

ハーブカラーの使いこなしたいと検討してる方は講習もしてます♬

美容師さん講習依頼

ハーブカラーデザイン集

Wカラー


ファッションカラー

 


グレイカラー(白髪染め)

白髪が多い方は全頭ハーブカラーでも明るい色から自然な色までコントロールできます(^^♪

 

 

さらにHC染料など混ぜて、ハーブカラー単体では出せなかった色合いも追及していますので今後が楽しみです(^^♪

ハーブカラーの性能を十分に引き出し、もっと広めていきたいと思います♬

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